僕のアンチエイジング(1)老化6分の5作戦、38歳で開始
更新日:2026/09/06
私が大学院生だった30歳の頃、バイト先の夜間救急病院でトラブルがあった時、家族に
「あの研修医のせいだ」
と非難されました。研修医だったのは5年前なのに。
開業翌年の38歳の頃、看護学校で小児科を教えることになると、看護学校の先生から、
「今度の先生は若くて、大学院生かと思った」
と言われました。大学院生だったのは8年前なのに。
昔、先輩の小児科医に言われました。
「我が子のかかりつけの小児科医を誰にするかを決めるのはお母さん。お母さんに気に入られない小児科医は、やっていけない。駆け出しの小児科医は年下で頼りない。子育て世代の小児科医は同じ年代で親しみやすい。それより上のベテラン小児科医は年上の先生って感じで頼もしい。でも、60歳を過ぎて年寄りじみてくると駄目。小児科医は60を過ぎると急に患者が減る」
これが小児科医60歳限界説です。
30歳で25歳に、38歳で30歳に見られました。6分の5の年齢の若見えです。このペースで、暦年齢が6進んでも体年齢の老化を5に抑えることができれば、引き続き年の割に若く見られて、小児科医60歳限界説に抗うことができるのではと考えました。老化6分の5作戦という野望です。定年が無く長く働かなければならない開業小児科医の営業努力でもあります。
私が40歳だった2000年頃からアンチエイジングという言葉が日本でも使われるようになりました。今やアンチエイジングは流行していて、世の中では色々なことがなされています。20代の若者の容姿を目標にするようなアンチエイジングは、ある年齢以上になると不可能に挑戦するような羽目になり、美容外科あるいは高額な注射薬に頼ることになって、体にも財布にも痛いことになります。40前後の年代から老化促進因子を排除し続けることで老化を6分の5に抑えるということは現実的で実現可能性の高い方法です。
医者が実践するアンチエイジングなので、科学的な正しさを追求してきました。日常に取り入れられてお金と時間のかからない、無理なく続けられる方法を選んできたので、28年間も続けることができました。
最近になって癌や生活習慣病や痴呆などは40歳くらいから始まるということが分かってきました。アンチエイジング=健康的な生活を始めるのに38歳は良い年齢だったと思います。
次回から連載で、開業してからこれまでに実践してきた私のアンチエイジングをこのコラムにて公開していきます。もし質問があれば診察室でお気軽に訊いてみてください。

私は現在66歳、今週自宅の体重計が示した体年齢は55歳。6分の5作戦は今のところ成功しています。





