ピル処方

経口避妊薬(低容量ピル)の料金

診察相談料初診:\550
再診:\330
ピル 1周期分 レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール\1,600
ピル 1周期分 デソゲストレル・エチニルエストラジオール
\1,700
緊急避妊ピル 1回分
\250
初診 検査なし(4週分~)\2,150~
再診
\1,930(4週分)~\11,130(24週分)

おおよその費用になります。

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経口避妊薬(低容量ピル)

低容量ピルの特徴

A.最も確実な避妊法、男性に頼らずに女性が主体的にできる

平成11年に報告された東京都の調査によると、高校3年生の男子の37.8%、女子の39.0%が性交を経験ずみでした。でも、避妊となると、常に避妊を実行したのは男子38.9%、女子23.3%とかなり少ないことがわかりました。高校生では時々避妊をしない者が大半で、当然、望まない妊娠が生じます。それら妊娠例の最多実行避妊法はコンドームでした。

10代の妊娠中絶数は増加を続けていますが、わが国では10代が妊娠した場合、そのほとんどが中絶せざるをえません。中絶によって早産するリスクは高まり、4回経験すると早産するリスクは8倍にも高まります。

1992 年のわが国の出産中絶の割合では36%だけが予定していた出産であり、36%は予定外の出産、3%が望まない出産、25%が中絶となっていて、諸外国と比べて予想外の出産や中絶が多いことが際立っています。結婚後も避妊に失敗しているカップルがわが国には多いといえます。

世界の避妊法を見比べたときに際立った違いを見せるのが、わが国におけるコンドーム使用率の高さです。先進国ではピルの使用が最も多く、そのほかコンドームや子宮内避妊具(IUD)、不妊手術が選択されています。コンドームには性感染症予防という大きなメリットがあるのですが、性感が損なわれるので、これしか避妊法がなければ、男性は「避妊を時々していた」という程度になってしまい、結果的に望まない妊娠を生じてしまいます。

B.服薬を中止すればすぐに正常な妊娠が可能、若い女性向きの避妊法

女性のライフスタイルに合わせた理想的な避妊法は、思春期から結婚するまでは、妊娠は許されないので、避妊法としてもっとも確実なピルを選び、性病予防のためにコンドームを併用します。ピルを服用していれば、結婚後は夫が性病でない限りコンドームは不要です。妊娠を希望すればピルを中止して、3ヶ月で月経は回復し、それから妊娠出産します。もう妊娠の必要がなくなれば不妊手術などを選択していきます。

当院では「若い女性にはピルが必要」と考えています。若い女性には副作用はほとんどなく、病気や不妊の予防にもなるので、怖がらずに試して欲しいと考えています。そのために低価格を目指しています。現在のわが国の「コンドーム、失敗すれば中絶」という状況から脱さないといけません。ぜひ、普及させていきたいものです。

C.服薬禁忌者でなければ安全

ピルというと、まず副作用について質問されます。服薬開始して数ヶ月間は妊娠中のつわりに似た嘔気や頭痛がみられることがありますが、服薬を続けていると消失します。服薬忘れさえなければ、ほぼ100%の避妊効果があります。ピルの本当の意味の副作用は血栓症ですが、服薬禁忌者でなければ非常に少なく、低容量ピルではそのリスクは軽減していて、若い女性ならほとんど起こらないはずです。

血栓症の家族歴というのもありますが、血栓症の最大のリスクは喫煙です。タバコを吸う人は禁煙を勧めます。35歳以上の喫煙者は禁煙をしないのなら、ピルは出せません。

D.月経関連症の改善効果がある

ピルを服用すると、薬により生理周期がコントロールされるので生理不順は、ほぼ完全に無くなります。ピルを服用すると、子宮内膜の肥厚の程度が軽くなるので、子宮内膜が剥がれることで生じる生理出血が少なくなり、生理痛、過多月経が軽減します。

他にも、卵巣嚢腫、子宮外妊娠、卵巣癌、子宮体癌、骨盤内感染症、乳房良性疾患などの月経周期の増加による疾患が、ピル服用者では減少します。

E.子宮内膜症の予防になる

産婦人科疾患で最近急速に増加しているのが子宮内膜症です。厚生省の調査から推定した国内の患者数は、12万人を超えます。症状は骨盤付近や下腹部の痛みのほか、月経困難です。不妊の原因の半数は子宮内膜症といわれています。月経の血液と一緒に体外に流れ出るはずの子宮内膜の細胞が卵管を通って逆流し、子宮の筋肉や骨盤で固まることが原因と推定されています。月経の回数が多いほど起きやすいといわれています。

避妊だけでなく、ピルには子宮内膜症の予防作用があります。ピルを服用したことのない女性における子宮内膜症の発症リスクを1とすると、5年以上のピル服用者では子宮内膜症の発生リスクは0.4と60%も低減するといわれています。

F.不妊症の予防になる

ピルの服用後には妊娠できなくなるのではないかという危惧をもたれる方もありますが、ピルをきっかけに不妊になることはなく、逆に不妊症の予防作用があります。具体的には、ピルを服用したことのない女性における不妊のリスクを1とすると、ピル服用者の相対リスクは0.6と40%の軽減が認められます。これは子宮内膜症、子宮体癌を抑制することによるものです。ピル服用者では閉経後の骨粗鬆症の発生も減少することが報告されており、女性のライフサイクル全体にメリットが認められます。

G.ニキビが改善する

ピルを服用するとニキビも改善します。ニキビの原因はアンドロゲン(男性ホルモン)が皮脂線を刺激して皮脂の分泌を増やすことです。思春期はホルモン分泌が盛んなので、女性ホルモンだけでなく同時に男性ホルモンも過剰になってニキビができやすくなりますが、大人でもストレスなど男性ホルモン分泌を増す生活がニキビを引き起こします。

ピルを服用すると、性腺刺激ホルモンの分泌を抑えて、高アンドロゲン症を抑制しますので、にきびや多毛などの高アンドロゲン症由来の症状を改善するのです。

低容量ピルの選択

どの低用量ピルを飲んでも避妊効果は同じように高いので、避妊以外のニーズが何かで、どのピルにするかは決まります。

一番一般的なのは、3相性のピルです。自然の性ホルモンの血中濃度の周期的変化に近くなるように、2種類の女性ホルモン( ethinyl estradiol & levonorgestrel )の含有割合の違う3種類の薬を服用することになります。服用忘れを防ぐためのプラセーボの7錠もあり、28錠が1周期分で、毎日服用しつづけることになります。

月経周期の安定性を求めるのなら、3相性のピルです。

3相性のピルでも、生理痛が強くて痛み止めが手放せなかった人や生理出血量が多い人には、1相性のピル( ethinyl estradiol & norethisterone )に変更します。3相性のピルのようにプラセーボが入っていないので、1週間の休薬期間が必要になります。


子宮内膜症で月経困難症の患者さんには、1相性のピルと同成分で保険収載されているピルも処方できます。ただし、健康保険の方が高くつきます。

3相性のピルでも、ニキビがきれいにならない人には、アンドロゲン作用の弱い合成黄体ホルモンの1相性のピル( ethinyl estradiol & desogestrel )に変更します。

健康保険でのニキビ治療の人には、黄体ホルモン代謝物質の製剤のジオールを処方できますが、避妊も希望されるなら、ニキビには合成黄体ホルモンの1相性のピルという選択肢もあります。

緊急避妊ピル

妊娠の危険性の高い日に性行為をして、避妊をしていなかったり、コンドームが行為の最中に破れて避妊が不確実になった場合に、性行為から72時間以内なら、中用量ピルを12時間間隔で2錠ずつ服用することで避妊できます。

これが緊急避妊ピルです。モーニングアフターピルという呼び方もされます。

原理としては、通常より多量のピルを服用して女性ホルモンの血中濃度を高めることで、受精卵の子宮への着床が阻害されるから避妊されます。

女性ホルモンの血中濃度をむりやり高めますので、つわり(妊娠悪阻)に似た嘔気を感じられるかもしれません。服用後5日以内に性器出血があることもありますし、服薬後、次の生理まで21日ほどかかりますので、その分は生理が遅れます。

副作用も無視できないし、避妊効果の高さからも、緊急避妊ピルよりも、低用量ピルで確実に避妊してもらう方をお勧めします。

でも、文字通りの緊急の事態では、望まない妊娠で中絶するよりも、緊急避妊ピルです。

あぶみクリニックでは、学生など、若い人でも負担にならないように低価格にしています。

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